too cute(可愛すぎる)
「ただ今戻りました」


「ご苦労様。順調に進んだみたいで良かった。主任に行ってもらって正解だったな。疲れただろう?今日はもう帰って休むといいよ」


土曜日の午後に本宮が出張から帰ってきた 。


「少し書類を整理してから帰ります」


「そうか、疲れん程度にな」


課長との挨拶が終わり自分の机に荷物を置いた。


「戻りました。仕事を振り分けてやってくれたみたいでありがとう。
それとこれみんなで」


「主任、お疲れ様でした。主任戻ってきてくれて一安心です」


山崎さんが本宮に労いの言葉を掛けた。


自分の席に座り仕事をしだした本宮を見る。


いつもの二課の風景になった。




定時が過ぎ携帯に着信が入った。


『お疲れ様です。美紗先輩、今日時間ありませんか?飲みに行きません?』


百合ちゃんからのメールだった。


『ごめん。今日は行けそうにない。
せっかく、誘ってくれたのにごめんね。』


『わかりました。近いうちに飲みに行きましょうね。』


特に用事があった訳ではなかった。
一週間いなかった本宮。
始めの2・3日は一人で気楽に過ごしてた。


なんでだろう。
一人でいることがつまらなかった。








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