too cute(可愛すぎる)
「そんだけ食べたら心配いらないな」


「美味しかった。お腹いっぱい」


優しい味付けで美味しかった。


お茶碗を片付けようと立ち上がると


「いいよ。俺がするから」


本宮がお茶碗を持って行ってくれた。


「ありがとう。たまには風邪も引いてみるもんだね。こんなに優しくされるとさ」


優しい本宮に照れくさくて冗談混じりにお礼を言った。


「馬鹿か。健康が一番だろ。
…早瀬が元気がないと調子が狂う」


「大丈夫。もう元気出た」


「薬飲んで早めに寝ろよ」


そう言って本宮は部屋に行ってしまった。
まだ7時過ぎなのに。
もう部屋に行っちゃうの?


さっきまで寝てたから睡魔もこない。
ソファーに座りテレビを見る。


つまらない。
本宮の部屋を見る。


いつもだったら一緒にテレビを見るのに。


カチャと本宮の部屋のドアが開いた。


「風呂入る」


それだけ言って通りすぎていった。


お風呂から出たらテレビを見るかもと思い、出て来るのを待った。


「風邪ぶり返すぞ。寝る時は電気消せよ」


「…うん」


そのまま部屋に入っていった。


一緒にテレビ見ようよ。
そんな事言える訳もなく私もテレビを消し部屋の電気を消し自分の部屋に戻る。









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