too cute(可愛すぎる)
隣で寝ている本宮を起こさないように静かに起き上がる。


規則的な寝息をたて寝ている。


落ちていたTシャツを着た。
下着を拾い上げソッとベッドから降りる。


シャワーを浴びて汗を流した。
鏡で顔を見る。
さっきまでの自分を思いだし頬を触った。


本宮と一緒に揺れながら本宮を求める自分がいた。


恥ずかしいと思いながら漏れる声を我慢出来なかった。


…美紗。


その度に名前を呼んでくれた本宮が愛しかった。





自分の部屋のドアのノブを握る。
その手を離して本宮の部屋のドアを開けた。


本宮の隣にソッと寝そべる。


噛んだ肩にソッとキスした。
本宮の肩にオデコをつけて目を閉じた。


朝、目が覚めると青色のカーテンが揺れてた。隣で寝てた本宮はいなかった。


朝と言っても10時過ぎ。
部屋を出てリビングに行く。


ちょうどお風呂から出てきた本宮と目があった。


「おはよ」


「おはよう」


まともに本宮が見れない。
揺れる視線。


「コーヒー飲む?」


「ああ。パンもあったよな」


髪を拭きながらキッチンに行った本宮の後から私も行く。


ヤカンに水を入れコンロにかける。


近くを横切る本宮を敏感に意識してた。







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