too cute(可愛すぎる)
「俺の部屋行こ」


お風呂から出てきた私に言ってきた。


「…うん」


うなづき本宮の後をついていく。


横からそっと抱き締める本宮の胸に顔をうづめる。


抱き締めて寝たい。
ベッドに入る前にそう言ってきた。


「美紗」


「うん」


「ごめんな。勝手に付き合ってるって言って」


「そんな事考えてたの?」


顔を上げて本宮を見た。


「美紗。嫌そうにしてたから」


シュンとした感じで言ってくるからツイツイ大きな声で返事してしまう。


「嫌そうにしてないっ。…してないよ」


「良かった。
美紗が嫌だって思うことはしたくない」


そんな事言うから抱き締めたくなる。
本宮の胸にオデコをつけた。


「今度、一緒に風呂入ろっか」


「やだ」


「髪洗ってやるから」


「やだ」


「一回だけ」


「やだ」


私の反応を楽しんでる。
私の頭に顎をつけて笑う本宮の震動が伝わる。


「冗談。…美紗がいいって言うまで待ってる。待ってるから」


「…いいって言わないし」


ボソッと返す私の返事に軽く笑った。


「美紗らしい。恥ずかしがりやの美紗ちゃん、おやすみ」


「…おやすみ」


本宮に包まれて目を閉じた。












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