too cute(可愛すぎる)
「あ~、今日は残業かな」


「仕事忙しいの?」


「課長に厄介な仕事押し付けられて」


「百合ちゃんには出来るって思われてる証拠だよ」


自販機でカフェオレを買って休憩室のベンチで飲んでいた。


「先輩って意外と誉め上手ですよね」


「意外って。百合ちゃんたまに私の事先輩って思ってないよね」


「えっ。バレちゃいました」


キャハハといつもの笑い声。



「お疲れ」



「お疲れ様です」

「‥お疲れ」


「本宮主任、ここどうぞ」


休憩室に来た本宮に百合ちゃんが席を譲る。


「先輩、私仕事たまってるんで先に行きますね」


本宮に会釈して出て行ってしまった。


「コーヒー?」


「カフェオレ。本宮、コーヒー?」


「ああ」


「百合ちゃん、気を使ったのかな」


「だろうな。悪いことしたな」


二人して前見て話す。
ゆっくりとコーヒーを飲む本宮。
この部屋に二人っきりって訳じゃないけど本宮の存在だけ意識している。




「今日、一緒に風呂入る?」


「な、何、会社で言ってんのよっ」


私しか聞こえない小さい声で言ってきた。
ビックリして隣の本宮を見ながら言い返す。


フフフ。と笑い


「癒し?ストレス発散?早瀬の慌てる姿見たら元気出てきた」


「意味わかんない」


「昼からも仕事頑張ろっ」


う~ん。と言いながら背伸びしてた。


チラッと本宮の横顔を見る。


‥私も仕事頑張ろっ。











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