too cute(可愛すぎる)
7
クリスマスが近づきソワソワしてる百合ちゃん。


「私、決心しました。…あー、でも…ダメだったらどうしよう。考えただけでも緊張する。
やっぱりやめようかな」


さっきから独り言のようにつぶやいていた。


昼ご飯を食べ、休憩室でコーヒーを飲みながら隣の百合ちゃんに付き合っている。


吉田君に告白する。と意気込むもすぐ弱音を言ったりしてる。


「付き合ってって言ったらハードル高いからクリスマスにご飯食べいこう。とかにしたらいいんじゃない?」


「そうですね。その作戦で行こうかな。
あー、でも断られたらフラレたも同然ですよね?」


「それは吉田君に聞かないとわからないよ。百合ちゃん、頑張って」


軽く百合ちゃんの背中をたたく。


「ハァー、この歳になって初恋みたいにドキドキするなんて思わなかった」


いくつになっても恋したらドキドキするよ。
そんな恥ずかしい事は言えないから心の中でつぶやく。


「先輩、こんな時間だ。戻りましょう」


壁掛けの時計を見て百合ちゃんが立ち上がった。


「いい報告待ってるね」



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