too cute(可愛すぎる)
「美味しい」


「だろっ」


注文したごまだれうどんの美味しさに感動だ。


「よく来るの?」


「今日で二回目」


それにしては常連の口調じゃなかった?
美味しいうどん屋があるんだよってここに来る途中、自慢気に言ってた。


ズルズルとうどんをすする。


「早瀬の食べ方って豪快だな。見てて気持ちいい」


「豪快って女性に対して失礼」


「都合のいい時だけ女性になるんだな」


カチンときた。


「見て本宮」


入り口の方向を指差す。


後ろを振り向いた本宮の海老天を箸でつまみ一口食べた。


「なんだよ?なんにもないぞ」


前を向いて私に言ってうどんに目を落とした。


「はぁーー。俺の海老天…」


知らん顔して二口めの海老天を食べてる私を睨んだ。


「覚えてろよ。食べ物の恨みは怖いからな」


海老天を平らげた私が口を開く。


「本宮がイラン事言うからでしょ」


「俺がいつ言った?」


「都合のいい時だけ女性って言った」


「日頃の早瀬見てて素直に思った事を言ったまで」


捨て台詞のように早口で言って残りのうどんを食べていた。














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