青春のひだまり。
「ふぅ…終わった…」

「お疲れ様〜」

「待っててくれてありがと。帰ろっか」




教室から玄関までは意外に長かったりする。その道を奏と話ながら歩くのが楽しくて好き




「もうすぐ2年生だね」

そんなことを奏が呟いた
一年という歳月は短いようで長い、長いようで短い。そんな年だ

「今度こそ!ちーちゃんと同じクラスになれますように!!」

えへへ、という頬をぽりぽりとかきながら、私を見る

「私も、奏と一緒がいい」

奏と私はクラスが違う。2年生に進級したら、今度こそ奏と同じクラスだといいな
そんなことを思い、話しながら長い廊下を歩く







「ねえ、奏」












「三村くんって知ってる?」









…あれ?私は今何て…
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