杉浦くんの手と私の手。
逃げるが勝ちーーーーー!!


私と杉浦くんは同時に走ろうと一歩踏み出す。


「はいはい、行くぞーー」


走るまえに私と杉浦くんはあやちゃんに確保されて、引きずられる。


私は引きずられながらも杉浦くんを睨んで言った。


「杉浦くんのせいだー!ばぁかー!!」


「ばぁかー!?元はと言えばお前が水なんかかけるから!!」


「お前らうるせーんだよ。諦めて俺に叱られろ」


あやちゃんの説教やだぁぁぁぁ!!!


前なんか提出物だし忘れただけで、反省文25枚も書かされたのに!!


今回は何枚書かさせることか…!!
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