杉浦くんの手と私の手。
私と杉浦くんは空き教室に連れて来られた。


そして束になった原稿用紙を私と杉浦くんに渡して、微笑んで言った。


「反省文100枚。書き終わるまでこの教室から出さねーからな」


「「100!?」」


私たちは声を揃えて聞き返す。


するとあやちゃんは眉間にシワを寄せて言った。


「50枚追加されたいのか?黙って座って書けや」


私はそそくさと近くの席に座る。


するとあやちゃんは私たちの前の席に座る。


そして笑いながら言った。


「いやぁー、お前らのおかげて助かったわ。ちょうど今日の授業サボりたいとこだったんだわ」


え、思いっきり私情!?


杉浦くんはビシッと手を上げた。


「何だよ、光」


「それって俺らが反省文書く必要あんの??」
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