杉浦くんの手と私の手。
秘密
大っ嫌いな数学の授業が終わって私は背伸びをする。
これで今学期の授業は終了だ。
明日は終業式して終わり。
明後日からは長い長い夏休みがやってくる!
夏休みかぁ…。
私は筆箱をいじりながらため息をつく。
やることないし、夏休み何か無くてもいいのに。
そしたらなっちゃんと杉浦くんに毎日会えるのにな。
私は隣の杉浦くんをチラッと見た。
何でか必死に勉強をしている。
?
どーしたんだろう?
私が首を傾げて杉浦くんを見つめていると、不意に杉浦くんが私を振り向いた。
私は少しびっくりして体を後ろにそらした。
そんな私を見てニヤッと笑った杉浦くんは言った。
「夏休みの宿題全部終わったぜ!」
「…もしかしてさっきからやってたのって夏休みの宿題?」
「おう!!」
二カッと笑ってみせる杉浦くん。
すごい!!それはやばいよ!!天才だ!
っと言ってあげたいのはやまやまなんだけど…。
私は頬杖をして困ったように微笑んで言った。
「私はとっくの前に終わったよ」
「………」
む、無言!?
杉浦くんはジトーっと私を見つめたあと、机の上に頭をおいて動かなくなってしまった。
これで今学期の授業は終了だ。
明日は終業式して終わり。
明後日からは長い長い夏休みがやってくる!
夏休みかぁ…。
私は筆箱をいじりながらため息をつく。
やることないし、夏休み何か無くてもいいのに。
そしたらなっちゃんと杉浦くんに毎日会えるのにな。
私は隣の杉浦くんをチラッと見た。
何でか必死に勉強をしている。
?
どーしたんだろう?
私が首を傾げて杉浦くんを見つめていると、不意に杉浦くんが私を振り向いた。
私は少しびっくりして体を後ろにそらした。
そんな私を見てニヤッと笑った杉浦くんは言った。
「夏休みの宿題全部終わったぜ!」
「…もしかしてさっきからやってたのって夏休みの宿題?」
「おう!!」
二カッと笑ってみせる杉浦くん。
すごい!!それはやばいよ!!天才だ!
っと言ってあげたいのはやまやまなんだけど…。
私は頬杖をして困ったように微笑んで言った。
「私はとっくの前に終わったよ」
「………」
む、無言!?
杉浦くんはジトーっと私を見つめたあと、机の上に頭をおいて動かなくなってしまった。