ツンデレ皇子と秘密の恋
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朝のホームルームが終わって、

前の席の女の子が話しかけてきた。


「おはよう!

もしよかったらお友達にならん?

私、水野美香。

みんなからは、みかちんってよばれてるんよ。

よろしくね!」


明るくてめちゃくちゃかわいい女の子だなあ。


「そっちは?」


ぼーっとしてたら、美香ちゃんが聞いてきた。


「私は、平野あみ!

東京からパパの転勤でこっちに引っ越してきたの。

あみって呼んでね!

よろしく〜!」


友達作るのは嫌いじゃないから、
全然苦じゃなかった。


みかちんと仲良くなって、

だから標準語なんや〜とか、

東京ってどんなとこ?

羨ましいなあとか、そんな他愛もないお話をしてた。




担任の、ごっつい桐山先生が来たから席につく。


「はーい、席つけ〜!

今から一人ずつ自己紹介やるで。

まだ2人来てへんけど、まあ、やっちゃおう!」



なんて軽い先生…。


2人って?



あ、私前から二列目だったから、全然気が付かなかった。




そのとき。







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