pencil



進化とは、変化だ。


その進化という名の変化の中で

僕という存在が薄れていってしまうのなら



僕はその変化のサイクルを、

ぐちゃぐちゃに壊して

ぐちゃぐちゃに乱して


止めてしまいたい。



この世界が永遠に砂の落ち続ける砂時計ならば

僕に世界をさかさまにして、時の流れを戻すことはできないだろう。



ならば僕は全力で横に倒してみせる。



時よとまれ。



まだ僕がここにいられる今のまま。


いつか消える未来なんていらない。




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