君に咲く花火
なんとか顔にまた笑顔を作ると、私はウアンの右手を持って自分のシャツのボタンに誘導した。

ウアンは鼻息を荒くしながら、まるでボタンを宝物でも見るように食い入るように顔を近づけ、そしてボタンをひとつずつ外してゆく。

私は恥ずかしそうな顔をしながら、体を震わせてみる。

顔には笑顔を作りながらも、全身鳥肌。

頭の中には“気持ち悪い”という文字が100個くらい点滅してる。

ウアンは興奮したように息を荒く吐き、シャツを脱がせると投げ捨てた。
そして自分のベルトをゆるめると、ズボンをそのまま床に落とす。

私の両腕をなんどもさすっては、感嘆の声を小さくあげている。

続いて太い指が私のシャツに手をかけ、まくりあげようとする。


・・・ここが限界かな。

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