君に咲く花火
首を振ってそれを示すと、
「Oh、・・・housetop」
と言い換えた。
上で、ハウストップ・・・。
「あ、屋上だ。てか、屋上あったんだ? どっからのぼるの? Where?」
尋ねながら、日本に戻ったらちゃんと英語を習わなきゃ、と決意を新たにした。
教えてもらった従業員専用の階段を登っていくと、屋上に出た。
屋上はすでに日の光に満たされていて、目が開けていられないほどの反射。
その向こうに、小さな建物が見えた。
屋上に、ひとつ家を建てたかんじだ。
ドアをノックすると、すぐにソムサックが顔を出した。
「実羽ちゃん」
驚いた顔をする彼に、私は事情を説明した。
「Oh、・・・housetop」
と言い換えた。
上で、ハウストップ・・・。
「あ、屋上だ。てか、屋上あったんだ? どっからのぼるの? Where?」
尋ねながら、日本に戻ったらちゃんと英語を習わなきゃ、と決意を新たにした。
教えてもらった従業員専用の階段を登っていくと、屋上に出た。
屋上はすでに日の光に満たされていて、目が開けていられないほどの反射。
その向こうに、小さな建物が見えた。
屋上に、ひとつ家を建てたかんじだ。
ドアをノックすると、すぐにソムサックが顔を出した。
「実羽ちゃん」
驚いた顔をする彼に、私は事情を説明した。