君に咲く花火
・・・閉じ込められた?
鉄格子の向こう、椅子に座った女性が私を見ていた。
「あ、あなたは・・・?」
「名前、アイス」
30歳くらいだろうか、長い髪を手でかきあげながらボソリと言った。
「実羽、体、へん、ないか?」
「あ、えっと・・・」
自分の体を見てみる。
暴れたせいか、手首のあたりが少し痛かった。
「飲む」
アイスは、そう言うとコップに水をそそいで、
「これ、ミネラルウォーター」
と鉄格子越しに、私に差し出した。
鉄格子の向こう、椅子に座った女性が私を見ていた。
「あ、あなたは・・・?」
「名前、アイス」
30歳くらいだろうか、長い髪を手でかきあげながらボソリと言った。
「実羽、体、へん、ないか?」
「あ、えっと・・・」
自分の体を見てみる。
暴れたせいか、手首のあたりが少し痛かった。
「飲む」
アイスは、そう言うとコップに水をそそいで、
「これ、ミネラルウォーター」
と鉄格子越しに、私に差し出した。