君に咲く花火
「ウアン、実羽、売る」
「・・・売る?」
言われた意味がわからなくって、私は尋ねた。
「ここ、お金返せない家の女の子、閉じ込める部屋。買う人見つかったら、実羽、売る」
改めて部屋を見回す。
鉄格子の中にトイレ。
確かに、私だけのためにこの部屋を作ったとは思えない。
ウアンは女の子たちを売る仕事もしていたんだ・・・。
「私、売られちゃうの・・・?」
「そう」
「・・・そうなんだ」
ずるずるとコンクリートの床に座り込む。
実感がないけど、アイスが言うように私は・・・。
「・・・売る?」
言われた意味がわからなくって、私は尋ねた。
「ここ、お金返せない家の女の子、閉じ込める部屋。買う人見つかったら、実羽、売る」
改めて部屋を見回す。
鉄格子の中にトイレ。
確かに、私だけのためにこの部屋を作ったとは思えない。
ウアンは女の子たちを売る仕事もしていたんだ・・・。
「私、売られちゃうの・・・?」
「そう」
「・・・そうなんだ」
ずるずるとコンクリートの床に座り込む。
実感がないけど、アイスが言うように私は・・・。