君に咲く花火
「それだけ、渡辺社長はお姉ちゃんのことが好きだったんじゃないかな?」
「なんておっさんなんや」
由衣さんはもう渡辺社長をおっさん呼ばわりしている。
「でも、助けてくれた」
私はみんなを見回してそう言った。
「は? なに言ってるんや。結局こいつが犯人やんか」
「うん。たぶん、ウアンに連れてくるように指示された渡辺社長はそれに従った。でも、まさか監禁までするとは思ってなかったと思う。だから、慌ててソムチャイに場所を教えて助けてくれたと思うの」
「なんておっさんなんや」
由衣さんはもう渡辺社長をおっさん呼ばわりしている。
「でも、助けてくれた」
私はみんなを見回してそう言った。
「は? なに言ってるんや。結局こいつが犯人やんか」
「うん。たぶん、ウアンに連れてくるように指示された渡辺社長はそれに従った。でも、まさか監禁までするとは思ってなかったと思う。だから、慌ててソムチャイに場所を教えて助けてくれたと思うの」