君に咲く花火
思わず窓辺にあった花瓶をつかんで臨戦態勢をとる。
ひょっこりドアから顔を出した顔。
ソムサックだった。
「ああ、なんだ。ソムサックか、驚かせないでよ」
まだドキドキする胸をなでおろして言うと、
「ソムサック違う。ソムチャイ」
彼は言った。
「は?なに、そのしゃべり方」
「日本語むずかしい」
ドアから入ってくると、たしかにソムサックよりは身長が低い。
顔も若いような・・・。
あ、弟が来るって言ってたっけ。
ひょっこりドアから顔を出した顔。
ソムサックだった。
「ああ、なんだ。ソムサックか、驚かせないでよ」
まだドキドキする胸をなでおろして言うと、
「ソムサック違う。ソムチャイ」
彼は言った。
「は?なに、そのしゃべり方」
「日本語むずかしい」
ドアから入ってくると、たしかにソムサックよりは身長が低い。
顔も若いような・・・。
あ、弟が来るって言ってたっけ。