君に咲く花火
冷たい飲み物のページを見ると、写真付きでフロートや炭酸飲料が載っていた。

「たとえばこのマンゴーフロート、150Bって?」

「それは150バーツ言います」

「じゃあ、これで足りるの?」

さっきもらったお金から、100と書かれたものを2枚見せると、ソムチャイはうなずいた。

「へぇ、じゃあこのコーラは40Bだから、この50で足りるのね?」

「そうそう」

まるで先生のようにソムチャイが大きく何度もうなずいた。

「50Bは、日本は150円くらいです」

「へぇ。喫茶店で150円なら安いね。じゃあ、マンゴーフロートは450円だね」

3をかければよいらしい。

「そうそう。じゃ、これは?」

メニューをめくって、なにやらチャーハンのようにみえるものを指さす。
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