君に咲く花火
2
「まったく・・・お姉ちゃんはいつだって突然なんだから」
「ごめん」
「家を出て行くときだってそうだよ。あのあと大変だったんだから・・・」
「ごめんってばー」
ここは、ホテルの中にある小さなレストラン。
早めの夕食を、私とお姉ちゃん、そしてソムサック兄弟でとっている。
タイ料理らしいが、意外に辛くなくて私の口には合った。
お箸はもちろんなく、フォークとスプーンで悪戦苦闘。
いや、今はそれどころじゃない。
まずは、話を整理しなくっちゃ。
「ごめん」
「家を出て行くときだってそうだよ。あのあと大変だったんだから・・・」
「ごめんってばー」
ここは、ホテルの中にある小さなレストラン。
早めの夕食を、私とお姉ちゃん、そしてソムサック兄弟でとっている。
タイ料理らしいが、意外に辛くなくて私の口には合った。
お箸はもちろんなく、フォークとスプーンで悪戦苦闘。
いや、今はそれどころじゃない。
まずは、話を整理しなくっちゃ。