君に咲く花火
穏やかな海は、大きな波もなくまるで果てしなく広いプールのよう。
すぐ近くに空港があるからか、時折、大きな音をさせて飛行機が飛び立つのが見えた。
仰向けになって浮かんでいると、ちょうど飛行機のお腹を見上げるような形。
浜辺では、まだ朝だというのにたくさんの観光客がデッキチェアに寝転がっている。
ほんと、リゾートって感じ。
タイ人と思われる人がたまに砂浜を歩いて、寝ている人に声をかけている。
「あれ、なにしてんの?」
「もの売ってる」
「もの?」
よく聞き取れなくて、私は尋ねた。
ソムチャイは、言葉を考えながら、
「ええ・・・、アイスクリーム、ええ・・・ビーチボール・・・」
と指を折りながら教えてくれた。
すぐ近くに空港があるからか、時折、大きな音をさせて飛行機が飛び立つのが見えた。
仰向けになって浮かんでいると、ちょうど飛行機のお腹を見上げるような形。
浜辺では、まだ朝だというのにたくさんの観光客がデッキチェアに寝転がっている。
ほんと、リゾートって感じ。
タイ人と思われる人がたまに砂浜を歩いて、寝ている人に声をかけている。
「あれ、なにしてんの?」
「もの売ってる」
「もの?」
よく聞き取れなくて、私は尋ねた。
ソムチャイは、言葉を考えながら、
「ええ・・・、アイスクリーム、ええ・・・ビーチボール・・・」
と指を折りながら教えてくれた。