口裂けさん
その翌日、口裂けさんはまた小学生を見つけた。
小学校三年生くらいの男の子。
声をかけてみる。
「わたし、きれい?」
男の子は振り返り、無表情で呟く。
「価値観は人それぞれだから」
「え…あ…はい…」
口裂けさん、お説教される。
「おれは綺麗ではないと思う」
「そうだよね…口裂けてるもんね…」
ちょっとヘコむ口裂けさん。
しかし男の子は頬を赤らめ。
「お姉さんは可愛いと思う」
「えっ」
「お姉さんは可愛いと思う」
「あ、うん、あの、ありがとう…」
口裂けさん、今日も誉められました。
小学校三年生くらいの男の子。
声をかけてみる。
「わたし、きれい?」
男の子は振り返り、無表情で呟く。
「価値観は人それぞれだから」
「え…あ…はい…」
口裂けさん、お説教される。
「おれは綺麗ではないと思う」
「そうだよね…口裂けてるもんね…」
ちょっとヘコむ口裂けさん。
しかし男の子は頬を赤らめ。
「お姉さんは可愛いと思う」
「えっ」
「お姉さんは可愛いと思う」
「あ、うん、あの、ありがとう…」
口裂けさん、今日も誉められました。