Dear...
「あ、あ…あの?」
やっと声が出た。
「どうかした?」
まだあたしの目を見つめたまま。
なんだか恥ずかしくなって来たよー。
「どうしてここにいるんですか?」
あたしが恥ずかしそうにしてるのを気付いてくれたのかただ夜空にキラキラと輝く星が急に見たくなったのか、あなたは急に顔を上げた。
「この場所好きだから…君もこの場所好きでしょ?」
何で知ってるのよ?
この場所が好きって事は誰もしらないはずなのに…
「だってよく君の事見かけたから。いつも悲しそうにここに座ってた。どんな暗い夜でも君の事を見つけられなかった日はないよ」
えっ!?
どうゆう事?
あなたは昔からあたしの事知ってたの?
あなたもきっとこの場所に来てたはずなのにあたしは見つけられなかった。