Dear...
あの河原から
あたしの家までは
自転車で行けばあっとゆう間に着いてしまう。
恥ずかしいとゆう事もありあたしは自分からあまり話す事はなかった。
それでも
シンは色々と話てくれたおかげで会話がほとんど途切れる事なくあたしの家の前まで着いていた。
「あっ、あたしの家ここだから」
あたしは自分の家を指さした。
「ここがゆずなの家か」
シンの自転車が
玄関の前に止まる。
「わざわざありがとね」
あたしはずっと掴んでいた手をゆっくりと緩め自転車から降りた。
「気にしなくていい。よかったらアド教えて?」
緊張してるのか
少しぎこちない口調になっている。
「いいよ。あたしが赤外線で送ろうか?」
「ありがと」
するとシンがポケットの中から携帯を取り出した。
あたしはカバンの中から携帯を取り出してシンの携帯に自分のアドレスを送った。