失恋の味はチョコレート
「なんで!?」


さっちゃんは、大きな目を見開いて
びっくりしている。


「昨日、メアド交換したんだけど
あたしに好きな人の話してきたの。
好きな人いるって。いるって
答えたら俺もいるって。」


「嘘ー。もしかしたらちーちゃんのこと
初めから知ってたのかもね。
ちーちゃん。頑張ってね。あたし
応援してるから」


「うん。ありがとう!」


そしてあっという間に放課後。


「じゃーな。森野。」


あたしの頭にぽんっと手を置いて
部活に行こうとする広瀬くん。
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