FOURTEEN DAYS
ちょっと寝ぼけてる隆介もなんか可愛くて、思わずほっぺが緩む。
「ま、付き合ったりとかしてんじゃね?
・・・どーせ両思いじゃん、あいつら」
確かに、樋口と柚子は完璧に両思いだと思う。
当の本人達は、まっっっっったく気付いてないけど。
「・・・でも、柚子何も言ってきてないし。
そんないきなりな展開、黙ってたらあたし怒るよ~」
もし2人が付き合ってたらそれはそれで嬉しいけど、柚子が何も言ってくれなかったのはちょっと、ってかカナリ淋しい。
「ま、いんじゃね?仕返しって事で。」
隆介が怪しげな笑みを浮かべる。
「え?何すんの?」
「体育祭、借り物競争あるじゃんね」