FOURTEEN DAYS
正門の前には、大きく『体育祭』と書かれた看板がかかっていた。
正門をくぐると、来賓用の受付が設置してあって、校庭には万国旗が吊るされてあったり、不思議な絵の入退場門があった。
「体育祭、なんだなあ・・・」
自然にほっぺが緩む。
でも、この体育祭で最後か・・・と思うと、どこか淋しくなる。
「柚子っ!!!おはよう!」
後ろから聞きなれた元気な声がした。
「雪紀ー!おはよッ」
雪紀はいつもツインで結んでいる髪の毛を元気よくポニーテールにしていた。
雪紀は髪の毛がだいぶ・・・結構・・・カナリ、長いからヘアーバリエーションが豊富。