FOURTEEN DAYS


「いよいよだねーッ♪体育祭!」

雪紀がハイテンションで話しかけてくる。


「さあーてッ♪隆介のトコでも行こうかな☆」

早速海藤のところに行こうとする雪紀。

私は、思わず雪紀を引きとめた。



「・・・付き合ってるの?」



すると雪紀は、キョトンとしてそして笑い始めた。

「なわけないじゃーん!いつかはそうなればいいけどさっ、ありえないっしょ。現実的に」


「そっか・・・」


私は相変わらず元気よく笑う雪紀を見てなんだか複雑な気持ちになった。


「なになに?ヤキモチですか柚子ちゃ~ん♪」


雪紀がこづいてくる。


違うからッ!!


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