FOURTEEN DAYS


雲ひとつない晴天。

大きく響く生徒宣誓。



・・・・暑い。


長い開会式が終わり、いよいよ競技がはじまった。


借り物競争はプログラム№6と意外に早い。

下級生の徒競走で燃えたり、声が枯れるくらい応援してたら、あっとゆうまに点呼がかかる。


「借り物競争だッ!柚子行こ~」

雪紀もなぜか楽しそう。


うちらに仕組まれてるとは知らずに、幸運な奴め♪

そんな風に雪紀も見て笑うと、雪紀も私を見て笑った。



え・・・?な、なんだ?

まさか、気付かれてたりして・・・



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