FOURTEEN DAYS
七菜と私たちは、途中で別れた。
雪紀とたわいもないことを話しながら歩いた。
「それにしても、さっきの人たちなんだったんだろね?カンジ悪すぎでしょ・・・」
雪紀が思い出したように話し出す。
すると、うしろからぱたぱたぱた・・・と足音が聞こえてきた。
「柚子っ!雪紀っ!」
うしろから名前を呼ばれ、二人同時に振り向いた。
そこには、クラスメートで、仲が良いことで知られる舞妃(まき)と絵梨奈がいた。
「・・・どうしたの?」
私たちは息を切らしている二人を見て首をかしげた。
「さっき偶然聞いちゃったんだけどさ・・・」