FOURTEEN DAYS
―次の日
学校に足を踏み入れると、どこの教室も装飾がしてあって、雰囲気がいつもと全然違かった。
「おはよ~♪」
声のするほうを見ると、ストレートで結んでいない雪紀がいた。
「見て見てーッ!あたし貞子じゃん!だからっ、下ろしてきた♪♪」
「可愛いだろ?惚れんなよ柚子ちゃん?」
「ぶッ(笑)」
突然雪紀の後ろから現れて冗談を飛ばす海藤。
文化祭のせいか、テンションがおかしくなってるみたい。
「はよーざいまーす」
「あッ!おはよー♪」
かつぜつの悪い朝の挨拶をするのは、決まって樋口。
誰よりも早く挨拶を返す。
これは、日課。(笑)