FOURTEEN DAYS


「誰かのこと、バットで殴っちゃったみたいで・・・」

目の前の事実に、もういい加減頭がついていかなくなった。




「・・・こんなこと言いたくないけど、佐伯さんは危ないかもよ・・?」





舞妃がそっとつぶやいた。




しばらく沈黙が続いた。


「じょ、冗談でしょ・・・?」


雪紀が沈黙を破った。舞妃も絵梨奈も複雑な顔をしている。




「冗談じゃないよ、雪紀ちゃん」

うしろから声が聞こえた。

振り向くと、そこには・・・



七菜が今にも泣き出しそうな顔をして立っていた。

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