FOURTEEN DAYS
「ぷッ」
それを見て、思わず噴出してしまった。
「え?お前、今俺のこと見て笑っただろ!?なんか悲し~」
「ちがうってば!!」
色々と話しているうちに、体育館についた。
もうすでに人で半分くらい埋め尽くされている体育館は息苦しかった。
「うわ・・・どうする?行く?」
行くかどうかためらっているうちに、放送のあの耳障りなキーンという甲高い音が体育館に響いた。
『みなさん、午前のだしものは楽しかったですか?
こんにちは。放送委員長鈴木美佳です♪♪』
「あ、始まっちゃった」
雪紀はそういうと、人目を縫ってずんずんと人ごみの中に消えた。
「ちょ、雪紀待って!!」