FOURTEEN DAYS


雪紀の半ば強引な先導のおかげで、最前列にこれた私達。

そこには、体育館のステージにラジオ局のテーブル(?)みたいなのが設置されていた。


なんだか、中途半端。



「なんかうけんねー!」

「結構やる気満々じゃんあいつw」



3人が話している間、私はずっとにこにこしながら聞いていた。


じゃなきゃ、口から心臓が飛び出ちゃいそうだった。

それくらい、緊張してた。



・・・なぜなら



―昨日



「ねえ柚子ッ!」

「ん?」

「さっき、美佳ちゃんから聞いたんだけどね~」


帰り道。

いつものように、雪紀と帰っているとき、雪紀がふとこんなことを言い始めた。




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