FOURTEEN DAYS
しばらくくだらない質問が続くと、一呼吸おいてBGMが変わった。
『さあッ!みなさんおまちかね~ッ
Secret Message Time☆
略してSMT★!のはじまりですッ!!』
「いぇ~~い!!!」
マイク越しの曇った声にあわせて体育館中が湧く。
なんせこれが1番の見所だから。
うちの学校はノリもよく、ラストへ向けて大いに盛り上がっていった。
『このコーナーはっ、みなさんが面と向かっては言えない誰かに対してのメッセージを私が代読するものですッ!
喧嘩した友達へもヨシ、家族への感謝の気持ちでもヨシ、数々のいたずらを披露するもヨシ!!
勿論、告白もヨシ!!
結構な量来てますよ~
みなさん乞うご期待!!』
・・・来た。
ついにこのときが来た。
ここまで来たなら腹をくくってやるッ!
そう思い半泣き状態で鈴木さんをじっと見ていた。