FOURTEEN DAYS
「こんな早くばれちゃうなんて、困っちゃうなあ・・
みんなには知られたくなかったんだけどな・・」
舞妃も絵梨奈も完全に怯えている。
私は、表情ひとつ動かすことができなかった。
「でも、聞いてほしい・・・
私の親友が、ひとつ上の先輩に虐められてたの。その先輩の彼氏が、ある日突然・・・」
七菜はそこで唇をかみしめ、大粒の涙をこぼした。
「その男とその男の友達・・・5人がね、私と別れてひとりで道を歩いてた親友を・・・
車におしこめて、暴力ふるって・・・ 親友が抵抗できなくなったら、みんなでレイプしたんだよ・・・ 真菜はそれが初めてだったのに・・・」
七菜は泣いていた。綺麗な栗色の瞳から、大粒の涙をいくつもいくつもこぼしていた。
私たち4人とも、何も言えなかった。
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