FOURTEEN DAYS
「『なんで?』って顔してんな!
今日もお前休んだから心配して来た。
でもあいつら2人は図書館デートだと。
だから一回家帰って来たの」
樋口が八重歯をのぞかせて笑う。
・・・普通にめちゃめちゃ嬉しいんですけど。
「なんか、ごめんね?
大事をとって休んだだけで、実際結構平気なんだよね」
「なんだ、無駄足?」
「いやッ、全然!嬉しい!」
樋口は平気そうにしてる。
なのに、きっと私の顔は真っ赤。
やたらほっぺ熱いし・・・