FOURTEEN DAYS
買い物が終わると、いつものようにスターボックスコーヒーへ。
「なんかここのスタボ、懐かしいね!」
雪紀がココアをストローでかきまぜながら笑う。
こんな寒いのに、雪紀の手元にはアイスココア。
「たしか七菜が変なのに連れてかれちゃいそうになって・・・」
「はいッ、ストップ!」
それ以上は話して欲しくなかった。
ちょっと悲しいし、なによりものすごく恥ずかしい。
・・・大いに勘違いだったわけだし。
「ま、いっか。それにしても七菜元気かな~」
雪紀はさらりと話を切り替えた。