FOURTEEN DAYS


買い物が終わると、いつものようにスターボックスコーヒーへ。


「なんかここのスタボ、懐かしいね!」


雪紀がココアをストローでかきまぜながら笑う。


こんな寒いのに、雪紀の手元にはアイスココア。




「たしか七菜が変なのに連れてかれちゃいそうになって・・・」



「はいッ、ストップ!」



それ以上は話して欲しくなかった。


ちょっと悲しいし、なによりものすごく恥ずかしい。



・・・大いに勘違いだったわけだし。




「ま、いっか。それにしても七菜元気かな~」



雪紀はさらりと話を切り替えた。




< 189 / 240 >

この作品をシェア

pagetop