FOURTEEN DAYS
「よかったじゃん♪
・・・後日、ちゃんと事情聴取はさせてもらうかんね!(笑)」
そう言って私を肘で小突いた。
閉園ギリギリまでいた私達。
帰り、門をくぐって外へ出るのが心底惜しかった。
「・・・帰りたくないなあ・・」
思わずこぼれた本音。
すると、隣にいた樋口がすかさず答えてくれた。
「また来ればいいんじゃん♪
また来ようなっ」
暗闇の中なのに、輝いて見える樋口の笑顔。
私は、その言葉が本当に嬉しくて、スキップして歩いた。
もちろん、笑われましたとも♪(笑)