FOURTEEN DAYS
教室に入ると、すでに3人は登校していた。
「おはよーっ」
みんなに挨拶をすると、雪紀がとびっきりの笑顔で言った。
「柚子おはよ♪今ちょうど柚子の話してたのー!」
「え!?なんのはなし・・・?」
そういいながら席に着いた。
すると、私の席の横に座っていた樋口が笑って、私だけにあいさつしてくれた。
「おはよ♪」
私だけに向けられた、その笑顔。
私は与えられた幸せの大きさに、ただただ浸っていることしかできなかった。
もう、彼女万歳ッッ!!!
「柚子、思ってることすぐ顔にでるよね。なんかキャラ変わってるしっ(笑)」
雪紀にされた指摘。
たしかに、最近にやけること、かなり増えたかも・・・;