FOURTEEN DAYS


柚果ちゃん、結婚するのかあ・・・


あまり実感が湧かなかった。

けど、私は小さい頃から年の離れた柚果ちゃんが大好きで、どこに行くもついてまわってたから淋しかった。

来年には、もう一緒に住んでないんだね。


そんなことを考えていると、だんだん眠くなってきた。







「柚子ー?入るよ?」


ノックの音で目が覚めた。

ノックの音とともに、柚果ちゃんの声。



「何、あんた寝てたの?」


ベッドの上でぼんやりしてる私を見てあきれてる柚果ちゃん。



「ごめんね、結婚のこと言ってなくて。

今ドレス見にきたの。柚子も一緒に見よう?」



そういうと柚果ちゃんはドサッとベッドの上に大量の雑誌を置いた。



「綺麗~っ!!」



雑誌の表紙に写っている純白のウェディングドレスを着た女の人が本当に綺麗で、思わず感嘆の声をあげた。



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