FOURTEEN DAYS
love flavor
気付けば、もう冬休み。
長ったらしい校長先生の話をあくびをこらえて聞いた、終業式も終わった。
成績は、思ったよりよかった。
身体壊すほど勉強した成果がでたかな・・・(汗)
私立の併願推薦も無事にとることができた。
―帰り道。
「柚子は高校どこ行くのー?」
「んー・・・ 桜ヶ丘かなあ、、」
「え!?桜ヶ丘・・?」
それを聞いた樋口が、驚いた顔をして大声を出した。
「うん?」
「マジかー・・・ 離れちゃうな、高校」
がっくりとうなだれる樋口。
離れちゃう、のかあ・・・
「樋口は?どこ行くの?」
「木谷高」
ちょっとふくれっつらでぶっきらぼうに答える樋口。
それがなんだかおかしくて、おもわず笑った。
「樋口、子供みたいっ(笑)」
「お前は淋しくねーの?」