FOURTEEN DAYS
そんな2人に流されてか、私も少し大胆になった。
「高校離れても、一緒だよね?」
樋口の制服のすそをチョコンとつまんで、恐る恐る見上げる。
樋口は最初キョトンとしてたけど、すぐにいつもの笑顔になった。
「あったりめーだろ!ようやくこうなれたんだし、そんな簡単に手放すかよ」
無邪気な笑顔で私の頭を撫でる樋口。
その笑顔にそのセリフ・・・・
はっ、反則でしょ!!絶対!!
「ぷっ、神崎顔真っ赤だしww」
海藤が私の顔を見て噴出す。
わかってるんだから、つっこまないでほしい。