FOURTEEN DAYS


「冬休み、毎晩電話していい?」



唐突にこちらを見て訊ねる樋口。


あんまり突然だから、一瞬足が止まった。



「う、うん!全然いいよ・・・ってか、むしろ嬉しいよ♪」



恥ずかしかったけど、雪紀みたくにっこり笑ってみた。


へ、変な顔になってなかったかな・・?




「・・・////」




すると、樋口が耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。



え!!?あたし、やっぱ変な顔しちゃってたかな?



「ひ、樋口・・・?」



「ばっ、こっち見んなッ

 ・・・てか、さっきのはダメだ、神崎」



わけのわからない事を早口で言う樋口。



え?な、何??



< 238 / 240 >

この作品をシェア

pagetop