FOURTEEN DAYS
「冬休み、毎晩電話していい?」
唐突にこちらを見て訊ねる樋口。
あんまり突然だから、一瞬足が止まった。
「う、うん!全然いいよ・・・ってか、むしろ嬉しいよ♪」
恥ずかしかったけど、雪紀みたくにっこり笑ってみた。
へ、変な顔になってなかったかな・・?
「・・・////」
すると、樋口が耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
え!!?あたし、やっぱ変な顔しちゃってたかな?
「ひ、樋口・・・?」
「ばっ、こっち見んなッ
・・・てか、さっきのはダメだ、神崎」
わけのわからない事を早口で言う樋口。
え?な、何??