FOURTEEN DAYS
話していくうちに、目がさっきよりもっともっと熱くなって、目から水がこぼれた。
「あー・・・ほら、柚子~!泣かないでよ・・ 何だ、悲しくなっちゃったの?」
雪紀が慌てる。
泣くつもりなんてこれっぽっちもなかったのに、話しながら七菜と樋口を思うと、不意に涙がこぼれた。
「ごめ・・ね・・ も、ほんとあたし馬鹿かもお・・・」
久しぶりに2人で語った気がする。
誰もいない放課後の教室には、私のしゃくり声がやけに大きく響いた。