FOURTEEN DAYS


「おっ、みんなそろってるねー♪おはよう!」」

雪紀がご機嫌で教室に入ってきた。

「みなさん!この新製品、ゆずはちみつキャンディーはもうお食べになりました!!?」

席に着くなり、バックの中から黄色とオレンジの可愛いパッケージの袋を私たちにつきつける。

「おっ!久しぶりの雪紀ちゃんのお菓子コーナーですかー」

私はパッケージをながめて笑う。

七菜はいきなりで驚いている。

「なんか雪紀じゃないみたいだねー」

まんまるの目を細めて可愛らしく笑っている。


すると、教室のドアがまた開く。

すると、眠そうな顔をした樋口がポケットに手をつっこんでゆっくり歩いてきた。

「あっ!おはよう!」

私はなぜか誰より先にあいさつがしたい競争心に駆られ、大きな声であいさつをした。


「神崎さんお元気ですねー・・・ 俺は眠い」


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