FOURTEEN DAYS


「雪紀遅いね~・・・」

ジュスコの正面ゲートで待ち合わせた私たち。

けれど、待ち合わせ時間を10分回っても、雪紀はなかなか姿を見せなかった。

「ま、そのうち来るでしょ♪」

七菜はよっぽどうれしいのか、さっきから顔がほころんでいる。

するといきなり、七菜は大きな声で私に尋ねてきた。

「ねえ!柚子は好きな人とかいないの!?」

「え!?」


私は不意打ちで尋ねられたこと(しかも七菜。)におどろき、さらに大きな声をあげた。

「いるでしょ!?あたし柚子見ててよく思うもん♪誰誰!?うちのクラスの人?」

七菜は目をきらきらと輝かせて、あきらかに私の答えを期待している。


・・・うーん、言うべき?

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