FOURTEEN DAYS
「ごっめーん!親につかまっちゃってさっ!待った?」
「今ね、柚子の好きな人調査してたんだー♪でもなかなか教えてくれないのっ!」
七菜は雪紀と楽しそうに話している。
とりあえず、ターゲットが移ったか・・・
私はもうヒヤヒヤしながら1日を過ごした。
「あっ!あたし、親が駅までむかえにくるから、先かえるね!」
七菜はこのあとどこか家族で出かけるらしく、早めに私たちと別れた。
「そっかー・・・ 気をつけてね!!」
「柚子~・・・あんた今日ずーっと変な顔してたよ!」
「ありゃ、ばれてました・・・?」
雪紀にはなんでもお見通しだ。きっと、待ち合わせのときから勘付いていたんだと思う。
「ま、続きはどっかでお茶でも飲んで話そうか?」
私たちは、駅前のスターボックスコーヒーに入った。