FOURTEEN DAYS


あと少し。

もう少しで七菜のもとにたどり着く!そんなとき。


「こいつ、俺のツレなんで」


ひときわ大きな声が聞こえた。

聞きなれた、大好きな声。


ガラの悪いにーちゃん達は、その声のおかげで散った。


「ったく・・・平気?なんもされてないか?」

「え・・・うん、大丈夫」

「お前、普通の人よりいい顔なんだからあんま1人でふらふらしない方がいいぞ?」


私は、それ以上聞きたくなくてその場から駆け出した。

「ちょ、柚子・・・!!」


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